韓国のSVF豊胸で言われる「定着率77%」は、どの論文の何の数字ですか?
公開 2026年9月20日更新 2026年9月21日
クイック回答
SC301が執筆した単一施設の症例集積に由来する数値で、平均注入量162.35 mL(左乳房)に対し3か月78.65%、6か月77.17%、18か月77.48%(n=102)と報告されています[1]。別の2020年の報告では105例で1か月85.1%、3か月75.1%、6か月73.7%でした[2]。いずれも対照群がなく、著者が施術提供側に所属する論文です。日本で一般に言われる「脂肪注入の生着率」と同じ条件で測った数値ではないため、単純比較はできません。
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回答
日本語のクリニック記事で引用される「77%」「78%」という定着率は、査読誌に掲載されてはいるものの、施術を提供する側(SC301)の医師が執筆した単一施設シリーズの数値です[1][2]。測定は左乳房で行われ、対照群(SVFを加えない脂肪注入群)は設定されていません。利益相反は「なし」と申告されています。
投与細胞数との関連も報告されており、ADSCが6,000万個を超えた群では85.1%→75.1%→73.7%の全体推移に対して90.5%、下回った群で68.9%とされています[2]。ただしこれも同一シリーズ内の比較です。
読者が確認すべきなのは、提示された数字が「どの論文の」「何か月時点の」「何例の」値かという点です。独立した第三者によるランダム化比較試験は2026年9月時点で確認されていません。
出典
- academicA Study on Breast Augmentation Using Fat Grafting With Stromal Vascular Fraction (Shin DJ, Ann Plast Surg 2023;90(4):380-384) — Annals of Plastic Surgery · 閲覧日 2026年9月20日 · 根拠ページ
- academicBreast Augmentation by Fat Transplantation With Adipose-Derived Stem/Stromal Cells (Shin DJ, Aesthet Surg J Open Forum 2020) — Aesthetic Surgery Journal Open Forum · 閲覧日 2026年9月20日 · 根拠ページ